こんにちはkonです。
今回、紹介するウェアはティートンブロスの「Run With Octa(ランウィズオクタ)
」です。
Run With Octaがどんなものかをカンタンに言うと「アクティブインサレーション(動的保温着)」になります。
さらに分かりやすく言うと、「行動中に着ることのできる保温着」です。
登山やトレランなど、山で過ごすスポーツをする方にとっては、超絶役立つアイテムになるので、興味のある方は、是非読み進めてください。
Run With Octa 2023の仕様

型番:TB231-18M
Color:Wine Red / Dark Olive / Charcoal
Size:S / M / L / XL
シェル素材:Prime Flex 4way Stretch
内側にOcta(オクタ)を使用
Weight 235g(Size M)
価格:27,500円(税込)
ウェアの名前になっている「Octa」がスゴイ!
なんと言っても、このウェアで注目すべき点は、内側に取り付けられている「Octa(オクタ)」という素材。
Octa(オクタ)とは、衣料製品や繊維原料を取り扱っている、帝人フロンティアが開発した素材の名称。
特殊断面ポリエステル繊維で「保温性」「吸汗速乾性」があり、それでいて「軽量」という、夢が詰まった最強の新素材。

↑この網目状になっている素材がOcta(オクタ)。保温性と吸汗速乾性を兼ね備えているので登山やトレランなど、ハードなアクティビティにピッタリなウェアとなっている。
「Run With Octa」は、登山中の「面倒くさい」を解消してくれる
僕がこの「Run With Octa」で一番気に入っている点は、登山中の「ウェア着脱のだるさ解消」です。
登山は行動中と暑くなり、止まったり、休憩中は寒くなる、みたいなシーンって多く、その都度、ウェアを着たり、脱いだりするわけです。
ザックもいちいち下ろさなくちゃいけないし、「めんどくさー」ってなるんです。このあたり、登山経験者なら共感していただけるのではないでしょうか。
ですが、「 Run With Octa」は絶妙に配置されたオクタと、特徴的な斜めジッパーによるウェア内の高い換気機能により、活動中のオーバーヒートを防ぐことができる。
そのため、着脱のシーンは確実に少なくなります。
アクティブインサレーション(動的保温着)最強!!!
勘違いしてはいけない点(※重要)
一見、最強ウェアにも見えがちなアクティブインサレーションの「Run With Octa」ですが、「保温着」ではないので注意が必要です。
アクティブインサレーションはあくまで、「行動中でも着ることができるウエア」。
なので、寒い季節の休憩中に保温着のつもりで着用すると「全然暖かくなくて寒い・・・」なんてことになりかねないので、購入する際は注意してください。
「保温着」と「アクティブインサレーション(動的保温着)」の違い
ざっくりですが、「保温着」と「アクティブインサレーション(動的保温着)」の違いは知っておきましょう。
保温着は、体を温めることを目的としたウェア。
使われている生地にもよりますが、基本的には運動時に着ることを目的に作られているものではないため、通気性や速乾性については、アクティブインサレーションに比べると劣るものが多い。
メリットとしては、体の熱を逃がすことなく保温できるので、「温めることが目的」であるシーンで力を発揮する。
アクティブインサレーションは「行動中でも着ることができる保温着」という、位置づけで作られたもの。
そのためフリースなどの「保温着」に比べ「通気性が高い」という特徴があり、トレランなど、激しい運動をしても「ウェアの中が蒸れにくい」といった特徴があります。
運動中に着ることが目的とされているため、「高い速乾性」を兼ね備えているいるのも特徴。
デメリットとしては、通気性が良い分、冬の使用では、寒さを感じやすいといった部分。ここに関しては、別のウェアをプラスして体を温めるようにしましょう。
「Run With Octa」が快適に着ることのできる季節
「Run With Octa」が快適に着られる季節は、低山であれば、春・秋。
夏の3000m級のアルプスでも快適に着ることが可能です。
気温がグッと下がる、雪山では、寒さを感じるシーンが多いので、個人的には推奨できません。
Run With Octaの特徴
画期的なフロントジッパー


ティートンブロスのツルギジャケット同様、フロントジッパーは斜めに配置。
ジッパーは上下で開閉可能なダブルジッパー仕様。
下からジッパーを開ければ、ベンチレーションとしてウェア内の換気を効率的行うことが可能。
個人的にこの特徴的な斜めジッパーは大好きなポイント。
いやー、かっこいいですね!
右側のポケットもベンチレーションになっている


右側にあるジッパーはポケットになっているので、物を収納することが可能。
このポケットは換気の役割も兼ねているため、ジッパーを開ければウェア内の熱が逃すことができる。
絶妙に配置されたOcta(オクタ)


ウェアをひっくり返してみました。
Octa(オクタ)は全てに配置されていません。
これが快適に着ることができる秘密。
フロント部分は風があたり冷えやすいため、広範囲にオクタが使用されています。
一方、背面に関しては、バックパックを背負うことで蒸れが生じやすいため、オクタの使用はありません。
あとは、脇の部分も熱がこもりやすいため、オクタの使用はなし。
この絶妙なオクタの配置により、ハードなアクティビティでも、オーバーヒートすることなく、快適に活動ができるわけです。
袖口のサムアンカーもGOOD

袖口のサムアンカーは、冷気の侵入を効果的に防いでくれる。
ストレッチ性と速乾性に優れた素材を使用しているもの◎。
裾幅の調整も可能

裾幅に関しては、アジャスターにより、フィット感を調整することができる。
これにより「ちょっと寒いなー」って時は、キュッと締めれば、下からの冷気の侵入を防ぐことができる。
また、逆にアジャスターを緩めることにより、熱を逃すことができるので、ここもうまく活用してウェア内を快適に保ちたい。
顔のラインに合うフードが嬉しい!

個人的な話になってしまいますが、僕は寒い季節の山行では、いつも耳が冷えて痛くなるんです。
でも、このウェアのフードは「顔のラインにピッタリ合う」ので顔周りに入ってくる冷気をシャットアウト!
なので、冷たい風が吹く山行でも快適に活動することができています。
コンパクトにまとまるパッカブル仕様

右側のジッパーポケットにウェアをまとめて収納できるパッカブル仕様になっている。
ポケットに収納すると、上の写真のようになる。
まぁ、コンパクトっていう程のサイズではないけど、鞄に入れる際には便利な機能。
街でも着られるデザイン性

僕は、アウトドアウェアを購入する際、「街でも山でも着ることができそうか」ということを考えながら選ぶようにしています。
登山ウェアって高いじゃないですか。どうせ高いお金を払うなら、着るシーンが多い方がいいに決まってる!と僕は思っています。
このTeton Bros(ティートンブロス)の「Run With Octa」はその願いを見事に叶えてくれるウェアです。
「シンプルなデザイン性」、「合わせやすいカラー」、「絶妙なシルエット」。
それでいて、快適に着ることができちゃうんだから、もう手放せません。
ランウィズオクタの個人的総評
- 軽さ:★★★★★(5点)
- オシャレさ:★★★★★(5点)
- コンパクトさ:★★★☆☆(3点)
- 汎用性:★★★★★(5点)
- 快適性:★★★★★(5点)
個人的には、街でも山でも着られるスタイリッシュなデザイン性、それと蒸れを感じさせない機能性が何より気に入っている点です!
お値段は結構しますが、それを高いと思わせないデザイン性と機能性を兼ね備えているイカしたウェアです。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。