こんにちは!こんです。
パーゴワークスから、2023年1月16日に、新しくクッカー発売になったので、今回は「PAAGO WORKS(パーゴワークス)TRAILPOT S 1200P」を徹底的にレビューをしていきたいと思います。
- トレイルポットの詳細
- 実際に使ってみた感じ
- トレイルポットの個人的レビュー
これぞ「究極の一人旅クッカー!」

パーゴワークスから発売された、TRAILPOT(トレイルポット)。
「究極の一人旅クッカー」とメーカーがいうように、一人旅に彩りを与えてくれる、すばらしいクッカーです。
公式HPでは、2020年にはカタチが出来上がっていたものの、発売までに、約2年の期間を費やしているそうです。
つまり、それだけ設計メンバーの熱い思いが、詰まりに詰まったクッカー(コッヘル)って訳です。実際に手に取ると、随所にはっきりと、こだわりを感じることができる。
そして、何より本当に使いやすいんです!
開発者のこだわりがすごい!
- 美しいデザイン性
- 絶妙な大きさのクッカー
- リブ加工のフライパン
- 鍋の目盛り
- フタのつまみ
- 長めのバタフライ型ハンドル
- こだわりのメッシュケース
美しいデザイン性

やはり、何と言っても、この「美しいデザイン性」ですよ!
所有欲は、めちゃくちゃを満たされます笑。


フライパンにはリブ加工がされており、鍋には、目盛も付いているので、料理の際に大活躍です。
形状は、絶妙な丸みで、料理も洗いもしやすい。
約13cmと長めの、バタフライ型ハンドルは、綺麗に収納することができます。
絶妙に使いやすい大きさ
公式HPでも言われている通り、「気持ちのいいシンデレラフィット」というのが、本当に素晴らしいんです!
とにかく、軽量でスタッキングしやすいのが特徴。


クッカーの中に、ガス缶やシングルバーナーも気持ちよく収納することができるのは勿論、クッカー自体、なんとも絶妙な大きさなので、使っていて気持ちいいんです!
上の写真(①)のOD缶は、250サイズのものですが、250サイズのOD缶もクッカーに収納できるという凄さ。
さらに、空いたスペースにシングルバーナーやライター、コンパクトなカトラリーなども綺麗に収納することができます。(※250缶を収納する場合は、250缶の頭が飛び出るため、フライパンを蓋にすると綺麗にスタッキングすることができます。)
大きすぎず、小さすぎない・・・。
この絶妙な大きさは、二人分の鍋をするのに、ちょうど良かったです!(下の写真が実際に鍋をしたものです)

山頂が寒い時は、鍋に限りますよね〜^^
フタのつまみに思いやりを感じる

他メーカーのクッカーのフタにも、つまみは付いていますが、あれは、あくまで「素手の状態でつまめるサイズ」なんですよね。
なので、寒い冬、グローブをした状態だと、小さいつまみは、使い物にならないんですよ。ですが、トレイルポットのつまみは、見ての通り、サイズが大きいので、グローブをした状態でも、しっかり持つことができます!
それに、初めから上げておくことができるので、フタを取りたい時に、サッと取ることができるんですよね。
絶対、フタを設計した人は、「やさしい心」をお持ちの方だと思います。
メッシュケースにもこだわりが!

ほとんどのクッカーの入れ物は、クタっとしたメッシュケースだったりすることが多いんですが、トレイルポットのメッシュケースは、見ての通り、自立させることが可能です。
それがどうしたの?って思うかもしれませんが、アウトドア環境では、こういったヒネリの効いたアイデアが、めちゃくちゃ役立つんですよ!
たとえば、この中に食材を入れておいたり、料理の時に使う、油や調味料をいれておいたり。

実際、山で調理した時、このメッシュケースは大活躍でしたね。
山で調理したことがある人なら分かると思うんですけど、調理している時って、ビニールゴミや、ティッシュなんかの紙ゴミって、散らかりがちじゃないですか。
そういった悩みも、このケースを上手く利用すれば解決しちゃいます!
底面もメッシュ構造にはなっていますが、底面のメッシュは、厚めの作りになっているので、土などの上においても、ケースの中に置いているものが汚れることはなかったです。
本当によく考えられているなぁ〜と感心しました!
エイジング(経年変化)が楽しみ
あと、個人的に楽しみなことがあるんですが、それはエイジング(経年変化)です。
下の写真は、パッケージに印刷されているトレイルポットなんですが、かなり使い込まれて、いい感じに味がでてますよね〜!

デニムや革製品と同じように、経年変化を楽しみながら、料理を楽しんでいきたいと思います^^
とはいえ、やはり、クッカー内側には、フッ素加工がしてあるので、いつか寿命はやってくるかと思いますが、大切に使っていきたいと思います。
汎用性の高い深さ
トレイルポットは、いろいろな料理に対応できるよう、鍋も、フライパンも深さが気持ち高めに設定されているように感じました。



- 鍋:高さ7.6cm
- フライパン:高さ3.6cm
- フタ:1.9cm
参考までに、trangia(トランギア)のメスティンの高さが5.5cm(フタを外した状態)なので、鍋に関しては、メスティンよりも、約2cmも高さがあるということになります。
形状はメスティンと似てますが、鍋の大きさに関しては、下の写真の通り、メスティンよりも、ひとまわり大きい感じになります。

メスティン自体が、コンパクトなクッカーなので、鍋が大きくみえますが、トレイルポットは非常にコンパクトで使いやすいクッカーに分類されると思います。
それぞれのサイズ(外径)も記載しておきます。
- 鍋:幅12.1cm × 奥17.5cm × 高さ7.6cm
- フライパン:幅13.0cm × 奥18.5cm × 高さ3.6cm
- フタ:幅13.0cm × 奥18.5cm × 高さ1.9cm
ちなみにセット重量は、430g!(メッシュケース抜き)
めちゃくちゃ軽いですよね!
ちなみに、フタに1.9cmも高さがもあるのは、お皿としても使えるようにしてある為、みたいです。
クッカーの材質はどうなの・・・?

クッカー類の素材には、チタン・ステンレス・アルミがありますが、トレイルポットのクッカー類は「アルミ」に分類されます。
チタンの特徴:とにかく軽い!ですが、その分、熱伝導率が低く、熱ムラが起こり、焦げやすいというデメリットも存在します。
ステンレスの特徴:一度温めたお湯が冷めにくいなどの特徴がありますが、重量があるので、登山などでは使いずらかったりします。キャンプでは、冷めにくいステンレスのコップはいいですよね〜!
アルミの特徴:熱伝導率が良く、比較的軽い。丁度、チタンとステンレスの中間といった感じで、一番使いやすい。
クッカーの材質は、アウトドア環境や、調理方法によって選択肢が変わってくるので、なんとも言えない部分ではありますが、トレイルポットはあくまで、「持ち歩くクッカー」というコンセプトの上、開発されたものだと思います。
そういった観点から考えると、バランスの良い「アルミ」の選択はベストであるのは間違いないでしょう!
試しにお米を炊いてみた
やはり、山ご飯の基本といえは、「お米」!(強引にお米ってことにしちゃいました・・)
なので、今回はトレイルポットの鍋を使って、お米を炊いてみたいと思います!

◎お米の炊き方(1合の場合)
- ①鍋の目盛の「1」まで水を入れる
- ②1合分のお米を入れる
- ③30分〜60分ほど、そのまま放置(米に水分を吸水させる)
- ④18分ほど、火にかける(必ず弱火で!)
- ⑤フタをしたまま、ひっくり返して15分ほど放置
3回、炊飯時間を変えて試しましたが、トレイルポットの鍋でお米を炊く場合、この工程時間が、一番おいしく炊けました^^
③の工程を省いても、お米は炊けますので、時短したい場合は省略してOKです!
④の「弱火」については、バーナーによっては、弱火の調整が難しかったり、屋外の場合では、風の影響を受けて火力が安定しない場合もあるので、「18分」というのは、あくまで目安だと考えておくと良いです。なので、場合によっては、時間の微調整が必要な場合はあります。(短い時間であれば、途中でフタを開けて、中身を確認してもOKです!)

↑うまく出来ているか心配な人は、上の写真のように、つまみを持って「出来てるかな〜?」って感じで、確認してみましょう!このつまみは本当に便利です♪

↑いい感じにお米が炊けたら、水分が全体に行き渡るよう、フタをしたまま、ひっくり返して、15分ほど放置します。
この工程も、時短したい場合は、省略してOK!山だと、15分も待ってられませんからね〜^^早く食べたい一心ですから!笑

↑炊き上がったお米がこちらです。いい感じ^^
アウトドアを趣味にしなかったら、自分でこうしてお米を炊くなんてこと、絶対しなかっただろうな〜って思いますね。
でも、こういうスキルを身につけると、アウトドア環境での楽しみ方が、一気に広がるので、まだ炊飯をしたことがない人は、是非とも「米炊き」を覚えてみてください^^

鍋の内側には、食材がこびりつかないように、フッ素加工が施してあるので、お米も綺麗に剥がれてくれます♪
フッ素加工のされてないメスティンでお米を炊いていた時は、こびりついて大変でしたからね・・・


カレーを入れて、食べてみましたが、カレーの汚れも、ティッシュでササッと拭き取るだけ。なので、片付けも、楽ちん♪
丁度良い大きさのフライパン
フライパンの大きさも丁度良い!
下の写真の通り、目玉焼きを作りながら、空いたスペースでソーセージも焼けちゃいます!
これだけコンパクトに収納できるクッカーで、ここまで広い調理スペースを確保できるはスゴイ!

フライパンには、焦げ付き防止のリブ加工(底の凸凹)がされているので、お肉を焼く場合も安心^^
フライパンには3.6cmもの高さがあるので、汁気の多い調理得意!
炒めた後に、ソースを入れて仕上げる料理って結構多いので、高さのあるフライパンは本当にありがたいです。

↑フライパンに、3.6cmの高さがあるので、お一人さま鍋なら、写真のようにフライパンで作った方が丁度いいですよ!
ちなみにお一人様の鍋の素は、「赤から鍋」がオススメです^^
辛さが調整できるので、辛いのが苦手な方でも大丈夫ですよ。
1泊2日のテント泊で大活躍

山頂でテント泊をしたことがある人なら分かると思うんですけど、一度使ったクッカーって、使ったあと、綺麗に拭いても再度使うのって結構抵抗があるじゃないですか。(僕が潔癖なだけなのかもしれませんけど)
でも、トレイルポットなら、「鍋」と「深めのフライパン」がセットになっているので、2日分のクッカーとして、分けて使用することもできます。
これって、個人的には結構大きいメリットだと感じています。山では、基本的にクッカー類を洗うことができませんからね。
結局、トレイルポットは買うべき?

個人的な評価としては、オススメできない理由は見当たりませんでした。
デザイン良し!使い勝手良し!のトレイルポットは、クッカーを探している人に全力でオススメできる商品です。
これまで、クッカー類は、何度か買い替え、それなりに満足はしていたのですが、これからは、このトレイルポットのセットが、第一線で活躍することは、間違いないです!
敢えてデメリットをお伝えするならば、昨今のUL(ウルトラライト)ブームで、軽さが求められる中、「セットでトレイルポットを持つと重い」という部分でしょうか。
とはいえ、セットで持っても、430gほどなので、過剰にULを意識している人でない限り、デメリットと捉える必要はないかと思います。
それどころか、メリット山盛りなので、個人的には、そんなことデメリットとは感じませんけどね。
もし、重さが気になるようなら、セットで持つのではなく、「その時に使うクッカーだけ持ち出す」という方法をとるのが良いです。
そうすれば、重量を抑えることができますからね^^
最後に
パーゴワークスのトレイルポットは、キャンプや登山で大活躍間違いなしです!
あなたがもし「アウトドア大好き!」であるならば、間違いなく心躍るギアになると思いますよ!
アウトドア環境で、ワクワクしたい人に、是非オススメしたいクッカーです。クッカーどれがいいんだろぅ〜って、悩んでいる方は、是非とも選択肢にいれてみてはいかがでしょうか。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。